平成26年度第5回AMICセミナー 開催報告
「セミドライ切削(MQL加工)技術の動向と導入事例」

内容

(1)開会挨拶 (13:30〜13:35)

    ・(公財)三重県産業支援センター 高度部材イノベーションセンター長 和田 正武


(2)講演:エコマシニング(環境対応切削加工)技術の現状と将来展望 (13:35〜14:35)

    ・静岡大学大学院工学研究科機械工学専攻 准教授 酒井 克彦 氏

【概要】エコマシニング技術の現状と将来展望について、切削液大量使用から、ドライ切削、セミドライ切削(ニアドライ切削、MQL、ミスト切削)。また、クーラントミスト加工、MQLにガスを使用する効果(CO2ガスブロー切削)、油浸漬処理についてご説明いただきました。

(休憩 14:35〜14:50)

(3)講演:省エネ時代のセミドライ加工の実践と応用 (14:50〜15:35)

    ・フジBC技研株式会社 様

【概要】会社紹介、セミドライ加工とは、セミドライ加工の一次効果・二次効果、クーラント加工とセミドライ加工の相違点、外部給油機、内部給油機、その他ツール、セミドライ切削油の紹介、セミドライ加工の優位性と課題、についてご説明いただきました。

(4)講演:セミドライ加工の導入事例紹介 (15:35〜16:20)

    ・MPP KOMATSU株式会社 生産部生産技術アドバイザー 森 一明 氏

【概要】セミドライ加工の導入事例について、冷却の制御、潤滑の制御、切屑排除の制御、具体的な事例、また、切削加工の分野で実践してきた最少量潤滑MQLはコストの大幅削減できるカイゼン技術であることについてご説明いただきました。

(5)三重県工業研究所における開放機器等の紹介 (16:20〜16:30)

    ・三重県工業研究所 ものづくり研究課 様

【概要】三重県工業研究所の開放機器であるCNC三次元測定機、表面粗さ・輪郭複合測定機、全自動真円度測定器、ビデオマイクロスコープ、非接触3次元デジタイザー、走査型電子顕微鏡等の紹介がありました。

(6)閉会 (16:30)


セミナー1
講演の様子